実家での出来事集

2004.09.22

皆さんお待たせ、ぜつびみょが、唯一世の中の役に立っていると思われる、法律のお話です。しかも今回は、実際にkoukiが体験したことだからさらにビックリ!

実家での出来事(前編)

koukiが実家に帰った次の日、おばあちゃんが、koukiとお母さんに用事があるから来てほしいと言われて、行ってみたんですよそしたら、おばあちゃんが、土地でトラブルにあって、そのことで相談してきたんですよ

話の内容はといいますと

おばあちゃんが、使っていた土地の1部が実は隣の人の土地で、今回隣の家のお婆さんが、亡くなって、相続をすることになり隣の家が自分達の財産を確かめたところ、あれ?おかしいなと思って、おばあちゃんのところに言ってきたみたいなんですよ

まぁちょっと分かりやすく?、図で表してみると

この赤をおばあちゃんの土地青を相手の土地とすると、おばあちゃんは、この図のとおりだと思って使っていたのですが

ところが相手が調べたところ実は青(相手)の土地がここまであることが分かったらしくて、余分な部分は買って欲しいと言ってきたんだけど、いきなりそんなことを言われても、困るとおばあちゃんが言っていたので、koukiが

「今の状態が何年ぐらい続いているの?」と聞いてみました

おばあちゃんが言うには、25年以上何にもいわれてなくていきなり、請求してきたそうです

この時、koukiは民法のある条文が頭の中をよぎったのであった

続く

 

2004.09.24

前回の日記を見ていない人はそちらから見てください

実家での出来事(中編)

koukiが思ったことそれは、これって「時効」になるんじゃないかなと思った。普段法律の勉強していない方でも、時効という言葉は、ニュース・サスペンスなどで聞いたことがあると思います。何も時効は、刑事事件だけでなく、民事の場合にも時効はあります。これは調べないとと思った、koukiは

「これは時効が成立する可能性があるよ、ちょっと今から調べるから待っていて」

そういうと僕は、六法全書を使って調べてみました。すると、まさに僕が思ったとおりの条文がありました

民法162条

二十年間所有ノ意思ヲ以テ平穏且公然ニ他人ノ物ヲ占有シタル者ハ其所有権ヲ取得ス

この条文を見た瞬間俺は行ける!!と思った。まさに、20年以上ずっと使っていたということは、所有の意思があったわけだし、平穏公然というのは、その20年の間に、周りの人から、この土地はおかしくない?他の人のものじゃないといわれなかった場合のことを指しているのでこれで良いのでは?と思った、後は証拠だけだと思ったkoukiは、おばあちゃんに

「何か証拠になるようなものないかな〜?」と聞いてみると

「土地と土地との境目にフェンスが有って、そのフェンスを立てた時の領収書がある。マジで〜と思ってその領収書を見てみると日付は、今から25年以上、前であった。

これで一気にGOLEまで走り抜けられるかと思ったkoukiだったが、世の中そう甘くはなかった

続く(多分次回で終わり)

 

2004.09.25

気がついている方もいると思いますが、ぜつびみょは携帯電話で一応見ることが出来ます。パケット代出してまで見るものでもないけどね

実家での出来事(後編)〜弁護士そして。。〜

前回、もうこれは時効が成立していて、こちらとしては何の責任もない事が判明したので、これでゆっく夏休みをすごすことが出来るのかな、と思ったkoukiですが、事態はそうでもなかった。それから約一週間後・・・・

kouki今から弁護士が向こうの家族と一緒に、来るみたいだから、着て欲しいといわれて、行ってきました。流石は弁護士、スーツにネクタイ姿に貫禄が伝わってきました。僕の姿なんて、どこかの社長みたいに、Tシャツにノーネクタイだったけどな

そして弁護士が、図の書いてある書類を出して色々と説明してくるんですよ。ここは本来相手のものであって、安くするので買ってくださいとか言ってくるんですよ。弁護士がくれば従うとでも思ってるの?ここは、逆転裁判成歩堂 龍一みたいに異議あり!!といってやりたかったのですが、勤めて冷静に

「今回の事ですが、僕は大学で法律の勉強をしているもので、僕なりに考えてみたところ、弁護士の先生にこんな事を言うのは、失礼かもしれませんが、これは時効が成立して、こちらに所有権が移っていると思います、なので、いくらそちらがなんと言おうがそちらには、何の権利もなくなっているので、そちらの言い分は通らないと思いますが」

ここまで言ったら、弁護士の表情が明らかに変わったね

「確かに時効は成立していますが、近所の付き合いとかもあるので、ここは買っていただけませんか?」思わずびっくりするような事を言って来ました。その後も買ってください、買いませんと言い合ったり、しまいには、裁判を起こすとまで言ったからね

相手が帰った後おばあちゃんが、心配そうにしているんですよ。だから、koukiが

「心配するなって、向こうの弁護士まで時効だと認めてくれたんだから、あそこで、買いますとか言ったら、相手のものだと認めてしまって、時効の中断という事になって、かわなければいけないことになるとおもうし、これでよかったんだよ。裁判なんてやっても、相手は100%逆転不可能だし、金がかかるだけだよ

そう多分、弁護士は、普通の人が、こんな事で時効になるとは、思ってもいなかったので、黙っていればそのまま買ってくれると思っていたと思うんですよ。ところが、俺が時効と言い出したから、向こうもあわてだしたと思う。

お母さんが後はどうすればいいの?ときいてくるので

「世間的には時効だから、後は相手に認めされば、良いだけだから、*調停にもって行けば良いと思うよ。それが、一番手っ取り早くすむと思う。とりあえず、町で定期的に行っている無料法律相談に言ってくれば良いと思う。」

本当は、この法律相談が終わるまで、地元に残っていようかなと思ったんだけど、用事があるので、帰ったのですが、その後相談に行ったところ、まさに、俺の言った通り、相談してくださった方も人も凄いですね、と言っていたそうです。

その後、実家のほうでは、親戚中がkoukiは凄いと言っていたそうです。俺凄いじゃん!!と思っていたところに、母から電話が

「良かった、あんたの言う通りで、1年よけいに行かせた価値が出てよかった」

ぐは・・・・(1年留年しているからね)

終わり(結局こういう締めでした)

*調停・・・調停とは、当事者双方が公的機関で話合をることです、裁判に比べてメリットがあるのは、裁判は公開で行う(少年事件以外)ので、不特定多数の人に、見られる可能性があるが、調停は非公開で行われる。ので回りに知られる可能性がない。また、裁判に比べて、結論が出るのが早い

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